立ち飲み始めました

2月1日土曜日。

ファーストデーだと気づき、夕方から映画を観に行く。

の帰り。ふらりと、まさにふらりと入ってしまった。

小さな赤提灯がいくつか下がった、遠目からも明るいお店、立ち飲み屋さん。

気にはなっていたけれど、まさか今日?一人で?

 

とっても小箱なお店で、お客さんはテーブルに2人。

カウンターの奥に立ち、飲み放題1時間1000円をスタート。

おつまみに1品頼む。300円。

特にママさんと話すわけでもなく、スマホをぽちぽち。

あー。スマホのおかげでおひとり様が楽だ。

かかっている音楽が、昭和世代にはずっぽしなラインナップ。

途中カウンターに一人、中年女性が入ってきた。

あ、女性も来るんだとほっとする。さすがにちょっとクセ強めだな。

おでん100円をふたつ頼んで1時間。

 

一人で飲むのに1時間はちょうどいい。

3杯飲んで、いい気分で店を出た。

そして、あの中年女性は男性だったことに気づく。

足ごつかったし、ヅラやん、あれ。なんだか楽しい。

 

この後・・・

「一人でできるもん」に自信をつけたのか、一人カラオケデビューまで果たしてしまった。

初の一人カラオケ

お店に入るのはちょっと勇気が要ったけど、お酒の力と「一人でできるもん」パワーが背中をぐいぐい押してきた。

結果、楽しかったー。

人目が気になるのは入店の時だけ、部屋に入れば人目を気にせず好きな歌をただ歌う。

帰り道は「楽しかったなー」と何度も思った。

 

のに。

翌日は「やってしもーた」に苛まれていた。

超えてはいけない一線を越えちゃった感じ・・・。

ひとりでやれた満足感とひとりでやれる背徳感?

 

とかいいつつ、立ち飲み通いは続く。